ベンケイソウ科  Crassulaceae
属名をクリックすると属グ ループの集合写真(サムネイル)へ移動します。
 


  ブリオフィルム属  Bryophyllum
ギリシャ語で、ブリオ(芽が出る)、フィロン(葉)、
つまり葉から芽が出るという意味の属名です。
マダガスカルから南アフリカ方面がふるさとのようです。
分類学上カランコエ属に含める説もあります。

 カ ランコエ属  Kalanchoe(ブリオフィルム属と同じ集合 写真です)
属名の由来は中国語(伽藍菜)からだそうです。
やはりマダガスカルあたりが原産地のようです。
小は10cm位、大は3m位までありますが、
園芸種は一般的にコンパクトでかわいい物が多いと思います。


ク ラッスラ属  Crassula
属名は「厚い」という意味からきているそうです。
南、東アフリカに多いようです。秋から冬に生育するずんぐり小型の種と、
春から夏に生育する比較的大型の種とがあります。
小型のものはいかにも多肉という感じがします。

ロ ケア属   Rochea(クラッスラ属と同じ集合写真です)
以前はクラッスラ属に入れられてたそうです。
原産地は南アフリカ。





セ ダム属  Sedum
世界各地に広く分布、主に高地の岩場に生えます。
国産種も十何種あるそうです。マンネングサタイプはグランドカバーに、
丸く棒状の葉を持つ玉葉タイプは紅葉鑑賞に、
くっきりした葉を持ち、群生集花をつけるキリンソウタイプは
観葉植物あるいは花鑑賞に、さまざまなタイプがあります。



ヒ ロテレフィウム属  Hylotelephium
セダム属に含まれる場合もありますが国産のミセバヤがこれにあたります。
寒さには相当強い草ですが、冬は茎葉は枯れ、根と来春用の新芽で越冬します。

オ ロスタキス属  Orostachys(ヒロテレフィウム属と同じ 集合写真です)
国産の岩蓮華、爪蓮華などが含まれます。同じ種でも地方により、
葉の形にかなり差があるそうです。国産ですので、
気象の面では育てやすいはずです。
冬、花の後、枯死してしまいますが、まわりに子株を残してくれます。



エ ケベリア 属  Echeveria
非常に多品種ありますが大部分は肉厚の葉をロゼット状に拡げ、
花柄をのばして、釣り鐘状の花を下垂します。
また大部分がメキシコ辺りの産だそうです。たくさん並べても、
どれも似たような感じで飽きてしまいそうですが、
マニアには一種一種にたまらない魅力があるそうです。
私はあくまでも中途半端です。




以下3属は同じ集合写真です
グ ラプト ペタルム属  Graptopetalum
肉厚の葉をロゼット状につけます。育ってくると茎がニョロニョロ伸びて、
ロゼットがかま首をもたげる姿になります。下葉が残ることもありますが、
たいてい枯れ上がります。もいだ葉をころがしておけばほぼ100%新株が作れます。

タ キツス属  Tacitus
1属1種でタキツス・ベルラのみです。が、交配種にスーパースター、
キングスター、レッドスターなど各種作出されています。
いずれも初夏咲きで株の割に大きな花を咲かせます。

パ キフィツム属  Pachyphytum
メキシコ原産です。うんと育つと茎がかなり長く伸びそうですが、
普通10cm位で挿し直しするようです。耐寒性はあるようですが、
寒風には少し弱いと思います。






下6属は同じ集合写真です
コチレドン属   Cotyledon
種により容姿がバラエティーに富みかつユニークです。
とてもかわいらしい花を咲かせます。

アドロミ スク ス属  Adromischus
一見グロテスクな姿の種が多く、
花もベンケイソウ科としては変わったタイプです。

アエオニ ウム 属  Aeonium
カナリー諸島や、北アフリカ、地中海沿岸などに多い属です。
おおざっぱに言えば茎立ちして枝を出し、長めの葉か広葉をロゼット状に
平らにつけるのが共通した容姿です。葉の色に変化があります。

セムペル ビブム 属  Sempervivum
小型種が多く非常に密なロゼットを作り、はげしく子吹き
(ランナーを出す種が多い)
して、地面をあっという間に覆います。
ヨーロッパではグラウンドカバーまたはロックガーデンに良く使うそうです。

ダドレヤ 属   Dudleya
白粉を帯びた硬めの美しい葉を持つ仲間です。
下葉が枯れても硬化して茎から離脱しにくいそうです。

レ ノフィルム属  Lenophyllum
非常に小型で、購入した他の多肉植物の鉢の中によく紛れ込んでいます。 




属間交配種 集 4属は同じ集合写真です
グラプトベリア 属  x Graptoveria (Graptopetalum x Echeveria)
グラプトセダム 属  x Graptosedum (Graptopetalum x Sedum)
パキベリア属   x Pachyveria (Pachyphytum x Echeveria)
セデベリア属   x Sedeveria (Sedum x Echeveria)
ベンケイソウ科内の各属間の交配種です。
なかなか見分けがつきませんが、花の形、色などで
およその見当がつくようです。販売店ではネームプレートにかなりの
混乱が見られます。作出者、販売業者のしっかりした管理が望まれます。

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