思考のための学校


ピエジャ理論に基づく教室や家庭でできる知能の鍛え方

ハンス・G・ファース/ハリーワックス 著
武富真紀 訳
北出 勝也 監修


以前少し参加いた絵本の翻訳サークルの会長さんをされていた武富さんが
本を出版されました。

スイス人 心理学者ジャン・ピアジェ博士の教育理念を
実際の教育の場で実践した ハンス・G・ファース博士とハリーワックス博士により書かれたこの本は
モデル校となったアメリカ ウエストヴァージニア州のタイラー小学校で使用されたカリキュラムと
具体的なゲームの紹介です。
発達の遅れを体を使ったゲームはその過程で思考を必要とし楽しみながら子供の考える力を伸ばし
バランスの取れた心身の発達に役立ちます。様々な身体的理由で発達障害を持つ子供の発育を促し
だけでなく健常児にも更に考え行動する力を身につけさせることができます。



発達心理学の創始者ジャン・ピアジェ博士 は半世紀以上に渡り子供の思考発達に関する研究に関わり
新生児か ら青年までの知識の世界を科学的に明らかにしました。
その研究は、哲学、心理学、生物学、 数学、その他多くの分野に大きな影響を与え
その功績は哲学のカント、物理学者アインシュタインと並ぶものともいわれています。

ピエジャは成長する子供はいつも自分と自分の世界を理解しようとしているととらえ
幼児のあそびのなかにも知的行為があること=「思考する子供」が行動や策略でどのように発達するのか=
を臨床実験によって、を明らかにしました。

その理念は

本書はピエジャの独創的なテーマ
「思考は経験に基づく」
「知能は潜在的な生まれつきの能力が環境と相互に影響しあったものの産物である」
「ちいさな子は言葉で語る以上に理解している」
に基づいた教育を2年にわたり実践した ハンス・G・ファース/ハリーワックスアメリカウエストヴァージニア州のタイラー小学校における
カリキュラム学習障害情緒不安定児の救済を目的にしたプロジェクトからスタートしたもですが
救済よりもさの前段階のそれらを予防するということの必要性が認められ実践されました。

本書の第一章は
ピエジャ理論の

第二章はタイラー小学校で実際に行われた体を使ったゲームを通じ思考力を養い育てるためのカリキュラムの紹介です。


私自身外斜視で左右の視力が極端に違うので
運動神経ひいてはそのストレスから膠原病を発病したのではないかという
思いがあります。現に 通常の視力検査などで見逃されがちな視覚障害により
黒板の字が見えにくいなどで集中力を欠き情緒不安定や学習の遅れなどの問題を抱え
不登校になったり非行に走るケースも多く見られるようです。
ゲームを通じた視力のバランス回復によりそのようなことも防げる


視力のバランスを取る


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